2015年9月25日金曜日

4代目ブログ、出来ました。

ショップやサロンからのお知らせや、日々の思索や創作のつれづれなど。メインブログとして、今後はこちらを更新していきます。5年間続けた旧ブログ「世界樹の木影で」は当分はウェブ上に載せておきますので、過去記事もゆっくり覗いてください。

その他のブログも、一部お休みに入るものもあるかもしれませんが、アメブロ「サロンダイヤリー」等は続けて行きますので、併せて覗いていただければ幸いです。ツイッター(ショップ/個人)、フェイスブック(団体/個人)もあります。右カラムのリンクから、宜しければチェックして下さい。


いつも Amari の活動を見守っていただき、またリュミエールやアルガンザをご利用いただきまして、本当にありがとうございます。起業して12年目になる2015年は、とてもとても、大きな変換点となりました。形の上でもそれを刻むために、ブログを新調することにしました。


タイトルは、私が大好きな「青」と「白」を入れたく、英語のサブタイトルを先に考えついたのですが・・ちょうど、つい先日にとても今の自分の変換点にフィットする言葉と出会い、印象深い体験だったので、引っ掛けることにしました。有名な、金子みすずの詩です。


  

神様は蜂のなかに」

  蜂は お花の中に
  お花は お庭の中に
  お庭は 土塀の中に
  土塀は 町の中に
  町は 日本の中に
  日本は 世界の中に
  世界は 神様の中に

  そうして そうして 神様は
  小ちゃな 蜂の中に



今さら・・というくらい有名な詩になりましたね。私は実はみすずさんがメディアでブレークするよりちょっと先に、お世話になった職場の年配の女性から、「あなたにぴったりだから」と、それもなぜか英語版の(笑)彼女の詩集をクリスマスに頂いていました。23歳くらいだったか・・その時はふたつ、驚きました。まず、みすずさんの顔写真が、私の母やその一族の女性たちにそっくりだったから。ご縁を感じました。

そして、実際に目にした詩が、とても宇宙的で、もしかすると仏教的なのかもしれませんが、それにしてもそこから宗教的な空気はまったく感じられず、恐らく天才的な彼女自身の感性から、直接宇宙のエッセンスが浮かび上がって来るのだろうと。ガツーンと、小突かれたような衝撃でした。

当時、私は生意気で気難しい娘でしたが(笑)、洋の東西を問わず「夭折する天才たち」になぜか非常に惹かれると同時にアブナイようなシンパシーを持っていました。この詩集で出逢ったみすずさんも、家族を養うなどの現実と、自分自身のピュアな感受性との狭間で苦しんだ末に早逝したことを知り、ますますシンパシーを感じてしまったことが、思いだされます。ライトワーカーだったのでしょうネ。今ならば、そう思います。

2週間ほどまえ、娘がお世話になっているシュタイナー教育の親のための勉強会で、オイリュトミーという「身体芸術」(音と言葉と人間の肉体を繋げるというシュタイナー独自の芸術表現)の授業を受けた際、この詩が採用されていました。蜂や、花や、土塀や町や、、日本や世界、そして神様・・を、身体の動きで表しながら、広〜い天然木材の天井の高い空間を一杯に使い、手足を動かしていると。身体だけではなく何か、に静かに火が灯る気がしました。

オイリュトミーと、金子みすずはピッタリと合っていました。

私は仏教徒を10年していた経験がありますが、今、自然に24時間受け入れているニューエイジと言われる概念も、基本的には同じ宇宙観です。仏教はインド、インドは神智学のソース、神智学はニューエイジの原型ですからね、当然のシンクロなのです。そこに、この夏に念願かなって受けることが出来たインドの哲学と伝統医学の講座にて、小さな小さな私たちの細胞、さらには原子の中にも、宇宙根源の存在であるブラフマンが居るのだということを、また違う刺激とともにお腹で感じることが出来たのでした。

そんなタイミングで、みすずの詩は細胞の中の、小さな原子にまで、響くような想いでした。

言葉の力は凄い。響きであって、音であって、人間の身体やエネルギーと結びついた瞬間、神がかったものが私たちの細胞の原子を揺るがし、身体を熱くします。響きとは、エネルギー。。。

オイリュトミーと同じ日の、別の科目の先生から更に、素敵な言葉を聞きました。


「私は、最初にあったのは音ではなく、響きだっただろうと思っています。」

「響きが先に宇宙の中心から地球に届いていることを感じた祖先たちが、それをいかに自分たちで再現するか、そのために、楽器というものを造ろうとしたのだろうと、私は思っています。そこから音楽が生まれた。」


響きは、波動であり、つまり光、そしてシンプルに言い換えればエネルギーのこと。

光、色、音、そして香りも。すべてが響きであり、波動であり、つまり、エネルギー。

それを楽器を使って再現したり、音(言葉の元)で捉えようとしたり、先人たちは五感や第六感を使いながら、必死で宇宙の響きを捉え、神に近づこうとしたのだろうと思うと、人間の独りとして静かに感動します。

小さな蜂の中・・さらには原子の中にも内在するという宇宙最大の存在である「神」

それを誰もが知っている世界が、「ワンネス」という事になります。

「青い鳥と白い風」は、アルガンザとリュミエールの引っかけでもあります。
アルガンザは青、リュミエールは文字通り白のイメージを持っているのデ。。。

そこに、みすずの詩を引っかけたくなり、
四代目ブログの名前が決まりました。

これからも宜しくお願いします。

 Amari (青野芹)